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家での火災対策はこれで決まり!選び方とオススメ消火器2選


火災が発生した際、迅速な対応が求められます。
消火器を使うことがその一つですが、消火器には「加圧式」「蓄圧式」の2種類があり、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。

この記事では、家庭で使いやすい消火器の選び方と使い方を解説し、万が一に備えるための準備をサポートします。
家族の安全を守るため、今すぐ必要な情報を手に入れましょう。

この記事を書いている人
  • 現役消防士
  • 災害派遣経験者
  • 神奈川県/子育て奮闘中の30代
こんな人にオススメ
  • まだ自宅に消火器が無い
  • 料理中の火災が心配
  • どんな消火器を買ったら良いか分からない


目次

消火器のレバーを握ると、消火器の中にある「加圧用ガス」が動き始めます。このガスは消火器内の全体に広がり、消火剤を押し出す役割を果たします。ガスが消火剤部分に届くと、消火剤はホースに流れ、最後にノズル(先端)から勢いよく放出されます。

重要なのは、消火器のレバーを握ったら消火剤が完全に出るまで放射が止まらないということです。薬剤をすべて使い切るまでノズルを離してはいけません。この仕組みのおかげで、勢い良く火を消すことができるのです。

結論

加圧式消火器の破裂事故が多発したため現在では殆ど見かけなくなり、蓄圧式消火器に変わっている。


加圧式消火器は、安全面に問題があることが分かりました。特に、過去には加圧式消火器が破裂してしまう事故が起き、その結果として死者も出ていたのです。

これを受けて、早急に何とかしなければならないという声が高まり注目されたのが、蓄圧式消火器です。当初、蓄圧式消火器は加圧式と比べると価格が高く、なかなか普及しませんでした。

しかし、加圧式の破裂事故が続く中で蓄圧式消火器に対する需要が増えていき、メーカーも生産を増やしコストを下げることができたため、蓄圧式消火器が広まっていきました。その後、家庭用としても手に届く価格で販売されるようになり、加圧式消火器から蓄圧式消火器への移行が進んだのです。

簡単に言うと、安全性を高めつつ現実的に買える価格を実現することができたということです。このようにして、加圧式から蓄圧式へと切り替わった背景があります。
 

蓄圧式消火器には、消火薬剤と一緒に「窒素ガス」が本体の中に入っており、このガスが消火剤を外に押し出す力を提供します。このガスは常に圧力をかけているので、消火器には「ゲージ(指示圧力計)」が付いています。このゲージで、内部の圧力が適切かどうかを確認することができます。

使い方はとてもシンプルで、レバーを握ると内部の圧力で消火薬剤がホースに流れ、最終的にノズルから勢いよく放出されます。加圧式消火器との大きな違いは、レバーを握っている間だけ薬剤が放出されレバーを離すとすぐに放射が止まるという点です。

そして、ゲージ(指示圧力計)がついているのが蓄圧式消火器の特徴です。これで、消火器がしっかりと機能する状態かどうかを簡単に確認できます。

オススメ消火器について過去記事をまだ読んでいない方はこちら

結論
  • ABC消火器(蓄圧式の6型/10型)
  • スプレー型消火器

家庭用消火器としておすすめしたいのは、ABC消火器の蓄圧式タイプです。容量6型または10型が家庭で使うのに適切なサイズです。ABC消火器は、油火災や電気火災にも対応できるため、家庭内での多様なリスクに対応できます。

また、場所が限られている場合や、消火器を手軽に使いたい方にはスプレー型消火器も良い選択肢です。スプレー型消火器はコンパクトで、購入しやすく、収納にも困りません。必要な場合に即座に使用できるので、手軽に導入できます。


記事まとめ
  • 加圧式消火器について
  • 蓄圧式に変わった経緯
  • オススメ消火器

火災は突然発生することが多く、事前に備えておくことが非常に重要です。消火器はただの道具ではなく、家族や自分の命を守るための大切なアイテムです。もしまだ家庭用消火器を持っていないのであれば、今すぐ購入を検討しましょう。家族の安全を守るためには、早期の準備が大切です。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。消火器についてさらに詳しく知りたいことがあれば、お気軽にご質問ください。今後も役立つ情報をお届けしていきますので、引き続きご愛読いただければ幸いです。

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この記事を書いた人

・現役消防士
・災害派遣経験者
・心配性の防災マニア
・子育て奮闘中の30代
・神奈川県在住

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