今回紹介する3選💡
✅濡れタオル
✅消火ボール
✅消火器
濡れタオル
家の中で火災が発生すると真っ先にタオルなどで消そうとする方がいます。
本当に小さな火災なら消火できるかも知れませんが、落ち着いて濡らしたタオルで対応できるとなお良いでしょう。
コツ
・水で十分に濡らし、火元にかぶせて酸素を遮断する。
・火を囲むようにタオルをかぶせ、酸素供給を断つ。
・焦らず、火勢が強くなる前に消火する。
注意点⚠️
・タオルで消火できず消火器もない場合、すぐに避難すること。
濡れタオルはあくまで小さな火災に対して有効です。火が大きくなる前に消火できない場合や、燃え広がる可能性が高い場合は、すぐに避難し消防署に連絡することが重要です。
・酸素の供給を断つだけで火が完全に消えるわけではない。
濡れタオルで酸素を遮断することは有効ですが、火が完全に消えるとは限りません。タオルを取り除いた後に火が再び燃え上がることもあるため、火が完全に消えたかどうかを確認する必要があります。
・油ものに注意
キッチンの油火災では濡れタオルで窒息消火をする事が有効ですが、火傷をする恐れがあるため注意が必要です。
詳しくは、横浜市のホームページを参照ください。
消火ボール
消火ボールは、火災が発生した際に、火元に投げることでその周辺に消火剤を放出し、数秒以内に火を消し止める効果があります。
非常にコンパクトで置き場所を取らないため、家庭用消火剤に適しています。
コツ
・狙い定めて投げるのみ。
ボールを投げるだけなので複雑な操作は不要なだけでなく、非常に軽くお子様やお年寄りでも使用可能です。
また、消火剤は一般的に環境に優しく、人体にも安全な成分が使用されています。これにより、使用後の片付けや人体への影響も最小限に抑えられます。
注意点
・消火ボールに頼りすぎない
消火ボールは初期消火に有効ですが、火が広がったり大きくなった場合には効果が限られます。濡れタオルや消火器と併用し、消火の流れを事前にイメージしておくとより効果的です。
・設置場所
消火ボールは火元から少し離れた、取りやすい場所に設置しましょう。近すぎると火が広がる前に取り出すのが難しくなるため、適切な距離を保って設置することが重要です。
・火が広がったら避難を最優先
火災が大きくなったり爆発的に発展した場合は、すぐに避難し、消防署に通報することが最も重要です。安全第一で行動しましょう!
消火器🧯
コツ
ピン・ポン・パン🏓
ピン: 上部にあるピンを抜く。
ポン: ノズルをロックから外し、構える。
パン: ハンドルを握り、発射🎉
これだけは必ず覚えていってくださいね!☺
⚠️注意点
・使用期限
消火器は、10年程度の使用期限があります。期限が過ぎると消火剤が劣化や、圧力低下などでいざという時に使えなくなる可能性があります。
・管理不足で事故事例も
過去には、管理不良や劣化した消火器が爆発する事故も報告されています。これを防ぐためには、消火器を直射日光や高温多湿な場所を避けて保管し、定期的な点検や10年ごとの交換が必要です。適切に管理すれば、万が一の火災時に確実に役立つ道具として安全に使用できます。
消火器に関しての詳しい記事は以下を参照下さい。
現役消防士が教える🧯自宅に消火器を設置すべきたった1つの理由
まとめ
・消火ボールを使う前に
消火ボールは初期火災には有効ですが、火が広がれば無力。他の消火手段(消火器や濡れタオル)との併用を考えたり、使用期限を確認しておきましょう。
・火が広がったら即避難
火災が大きくなる前に消火できなければ、迷わず避難。火が広がれば、一秒が命を分けることになります。
・油火災に注意
キッチンで油火災が起きたら、落ち着いて濡れタオルで消火する。火傷の危険があり、消火器を使うか即避難する事も頭にいれておく事。
・一家に一台消火器を
消火器を一家に一台設置し、使用期限を必ず確認。家族や友人にも火災対応を伝えて、万全の備えをしましょう。
火災は待ってくれません!一秒の判断が命を分ける。冷静に、素早く行動して、あなたと大切な人の命を守りましょう!
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